独特のカバン芸で1990年代に大ブレークした元お笑い芸人のエスパー伊東(本名・伊東万寿男=いとう・ますお)さんが2024年1月16日に63歳で亡くなったことが、分かりました。
伊東さんは2018年12月に、右変形性股関節症で加療中ということで芸能活動を休業すると公表していました。中学2年の時に同症と診断された伊東さんは、ボストンバッグから顔だけを出すなどの体を酷使するパフォーマンスを行ってきましたが、これが病状の悪化につながったとされています。
伊東さんは1990年代に日本テレビの「投稿!特ホウ王国」やフジテレビの「めちゃ×2イケてるッ!」などに出演し、上半身裸に黒スパッツを履き、カバンに体を折りたたんで入る芸で親しまれました。彼の死を受け、西東京市議である長井秀和氏がX(旧Twitter)でエスパー伊東さんとの共演を懐かしみ、その面白くて刹那的な芸風に心熱くなったことを振り返りつつ、哀悼の意を表しました。
2018年の記者会見で、伊東さんは「絵画や自叙伝を書いて、早く手術をしたい」と語り、「またカバンに入りたい」と復帰への願いを示していました。2020年2月にはTBS「爆報!THEフライデー」に出演し、休業発表後に精密検査を受け、多発性脳梗塞を発症していたこと、2019年2月に変形性股関節症の手術を受けたこと、同年4月に投薬治療を開始したことが明らかにされていました。
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